CROSSROADS|学び×福祉×政治 · 2026年9月14日 · 16:53
皆さんは、「盲ろう」という言葉を聞いたことがありますか?
盲ろう者とは、視覚と聴覚の両方に障害がある方々です。ただ、その見え方や聞こえ方、コミュニケーションの方法、必要な支援は一人ひとり異なります。
今回、このテーマを取り上げるきっかけになったのは、東京都への団体要望ヒアリングでした。
そこで、盲ろう者が直面する「移動」「コミュニケーション」「情報取得」の難しさ、触手話や指点字といった多様なコミュニケーション方法、そして社会参加を支える通訳・介助者の重要性について、改めて学ぶ機会をいただきました。
東京都には盲ろう者支援センターがあり、相談支援や生活・コミュニケーション訓練、ICT活用支援、通訳・介助者の養成・派遣などが行われています。
一方で、支援制度そのものを知らず、必要な支援につながっていない人がいる可能性があります。
さらに、通訳・介助者の高齢化や若い支援者の不足、養成事業を継続していくための財政的な課題、行政のデジタル化によって新たに取り残される人が生まれる可能性もあります。
今回のCROSSROADSでは、
「支援につながっていない人を、どう見つけるのか」
「支える人を、どう次の世代につなぐのか」
「デジタル化が進んでも、誰も取り残さない行政サービスをどうつくるのか」
という視点から、東京都がこれから取り組むべきことを考えます。
大切なのは、盲ろう者を「助けてもらう人」としてだけ捉えないこと。
働くことも、学ぶことも、友人と会うことも、旅行や文化、スポーツを楽しむこともできる。
必要なのは、本人を社会に合わせることではなく、誰もが参加できる社会の環境を整えることです。
「支援がないから孤立する人をつくらない。そして、支援があることさえ知らずに孤立する人をつくらない。」
まずは、盲ろうを知ることから。
そこから東京が何を変えられるのか、一緒に考えます。
盲ろう者支援センター事業