CROSSROADS|学び×福祉×政治 · 2026年7月31日 · 11:56
災害時、すべての人が避難所へ行けるわけではありません。
障害や医療的ケアがある人の中には、移動の危険性や避難所の環境、医療機器や介護用品の持ち運びなどを理由に、自宅に残ることを選ぶ、あるいは選ばざるを得ない人がいます。
しかし、自宅にいれば安全とは限りません。
人工呼吸器、吸引器、酸素濃縮器、電動ベッドなど、命や暮らしを支える機器は電力を必要とします。停電が長引いたとき、バッテリーは何時間持つのか。どこで充電できるのか。誰が安否を確認し、必要な物資や医療・福祉支援を届けるのか。家族だけに判断と責任を負わせることはできません。
今回は、在宅で人工呼吸器を使う子どものケースを通して、災害時の電源確保、個別避難計画、安否確認、物資の配送、情報格差、個人情報の共有などの課題をひもときます。