CROSSROADS|学び×福祉×政治 · 2026年9月8日 · 12:30
CROSSROADSは、今回で100回目を迎えました。
前回の#99では、特別支援学校、特別支援学級、通級による指導、副籍制度など、障害のある子どもたちの「学びの選択肢」を紹介しました。
今回は、そこから一歩進めて考えます。
選択肢が用意されていれば、本当に「自由に選べる」と言えるのでしょうか。
先日、インクルーシブ教育研究の第一人者である、学習院大学教授・小国喜弘先生の勉強会に参加しました。
そこで学んだのは、インクルーシブ教育を単なる教育手法ではなく、「子どもの権利」として捉える視点です。
地域の学校を希望しても、支援員や看護師がいない。校舎や移動の環境が整っていない。必要な専門的支援が受けられない。
そのために選択を諦めなければならないとすれば、それは本当の選択とは言えません。
一方で、特別支援学校や特別支援学級が果たしている大切な役割もあります。必要なのは、どこか一つを唯一の正解にすることではなく、どこで学ぶことを選んでも、その子に必要な支援が届く環境をつくることです。
専門性を「子どもを分ける理由」ではなく、「ともに学ぶための資源」に変えるには何が必要なのか。
子どもの意思を、就学先や支援の見直しにどう反映するのか。
そして、東京都には何ができるのか。
医療的ケア児の父、社会福祉士、東京都議会議員という立場から考えます。