ガチ・アンチエイジングラジオ〜最新科学で老化を巻き戻す〜 · 2026年7月31日 · 43:13
コレステロール季 第3回は「LDLは運び屋・HDLは回収屋」です。
LDLコレステロールが134から126へ。2年かけて8しか下がっていない数字が、ある見方をすると実ははっきり良くなっていた。今回はその「別の数字」の話から始めます。
LDLの仕事は、肝臓で作られたコレステロールを全身に配ること。細胞の表面にはLDL受容体という受け取り装置がありますが、これが小窓のように荷物だけを受け取るのではなく、LDLを乗り物ごと細胞の中に取り込んで解体してしまうという仕組みを紹介します。この発見は1985年のノーベル生理学・医学賞につながりました。閉経でLDLが上がる理由も、実はこの装置の数と関係しています。
HDLの側では、回収したコレステロールを肝臓に戻し、胆汁酸に変えて体の外に出すという、コレステロールを減らせるほぼ唯一のルートについて。そして腸のシーズンで扱った食物繊維の話が、ここで思わぬ形でつながります。
後半では、LDLをHDLで割るだけで出せるL/H比という見方を紹介します。あわせて、こまめに血液検査をしていると分かる「数値は1ヶ月でも大きく動く」という現実についても、実際の記録をもとにお話しします。1回の結果で安心も心配もしすぎない。そのための見方をお伝えします。
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参考情報・日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」・Brown MS, Goldstein JL「A Receptor-Mediated Pathway for Cholesterol Homeostasis」ノーベル生理学・医学賞受賞講演(1985)※L/H比は日本動脈硬化学会の診断基準として採用されている指標ではなく、あくまで参考値です
エピソード: ガチ・アンチエイジングラジオ〜最新科学で老化を巻き戻す〜