ガチ・アンチエイジングラジオ〜最新科学で老化を巻き戻す〜 · 2026年9月8日 · 25:09
前回、インターバル速歩の話をして「まずは3分から」とお伝えしました。今回は、その3分がどのくらい効くのか、という話です。
イギリスの大規模な健康データベース、UKバイオバンクの59,078人分のデータを解析した研究があります。睡眠と運動は、自己申告ではなく腕時計型の加速度計で7日間実測したものです。
この研究が調べたのは、理想の水準ではありません。最小限のほうです。どこまで少なくても効果が見えるのか。
その答えが、睡眠を1日5分、運動を1日2分弱、そして食事のスコアを5点上げること。食事の5点は、野菜を1日半皿分増やす程度です。それだけで、寿命が1年延びるという関連が示されました。
ただし、条件があります。3つを一緒に、少しずつ変えることです。
では、ひとつに絞って頑張るのではダメなのでしょうか。この研究は、単独でやった場合とも比較しています。そこで出た結果が、今回いちばんお伝えしたいところです。
睡眠だけなら何分必要か。運動だけなら何分か。そして食事だけの場合、実は届きませんでした。
健康の情報は、たいてい理想を言います。7時間半寝ましょう、週150分運動しましょう、野菜を350グラム。でも、大変だと思った時点で、やらなくなってしまう。
この研究は、その逆から見ています。今日からできることも、3つだけお伝えします。全部、5分以内で終わるものです。
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参考文献
Koh NA, et al. Minimum combined sleep, physical activity, and nutrition improvements associated with lifespan and healthspan gains: a population cohort study.(オーストラリア・シドニー大学のグループによる研究。UKバイオバンクの59,078人、年齢中央値64歳、追跡期間中央値8.1年のデータを解析。睡眠と身体活動は加速度計による7日間の実測値、食事は10項目の食事の質スコアで評価。3要素とも最良層と最悪層の差は、寿命で9.35年、健康寿命で9.45年。最悪層から睡眠5分・運動1.9分・食事スコア5点の改善で寿命1年の延長と関連。3要素を組み合わせた場合、単独で改善するより少ない変化量で同等の効果が得られることが示唆された)
エピソード: ガチ・アンチエイジングラジオ〜最新科学で老化を巻き戻す〜