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ガチ・アンチエイジングラジオ〜最新科学で老化を巻き戻す〜

ガチ・アンチエイジングラジオ〜最新科学で老化を巻き戻す〜

大金をかけた若返りコンペがいよいよ大詰めの段階に!【第49回】

ガチ・アンチエイジングラジオ〜最新科学で老化を巻き戻す〜 · 2026年9月12日 · 24:38

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この番組の第1回で、2つの話をしました。

ひとつが、健康寿命を延ばす技術を競う国際的なコンペティション。もうひとつが、山中因子を使って細胞の年齢だけを巻き戻す研究です。

あのとき私は、こう言いました。まだマウスの段階で、人間には使われていません、と。

それが今年の6月、初めて人に投与されました。

今回は、その2つの続報です。

コンペのほうは、799チームから20チームに絞られました。決勝に残ったのは、幹細胞、ミトコンドリア、遺伝子、免疫のリセット、そして食品由来の成分まで。技術的に派手なものから、意外と地味なものまで並んでいます。日本からは5チームが残りました。

この競技が測るのは、血液検査の数値ではありません。筋肉、認知、免疫の3つの機能そのものです。しかも、20チーム全部が同じ検査機関で、同じ指標で測られます。

これ、健康長寿の分野が長いこと持っていなかったものだと思います。

そして山中因子のほう。目に直接注射する遺伝子治療で、対象は緑内障と、治療法のない視神経の病気です。4つある因子のうち、ひとつを外した3つを使っています。なぜ外したのか、という話もします。

ただし、今わかるのは安全かどうかだけです。

今の時点で、若返りが証明されたものはひとつもありません。それでも私がこのニュースを良いと思う理由を、最後にお話しします。


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参考文献

XPRIZE Healthspan 公式サイトhttps://www.xprize.org/competitions/healthspan(2023年開始、賞金総額1億100万ドルの国際コンペティション。50〜90歳の成人を対象に、筋肉・認知・免疫の機能を最低10年分回復させることを目標とする。2026年8月に決勝進出20チームを発表、うち10チームに各100万ドルのマイルストーン賞を授与。最終審査は2030年)

Lu Y, Sinclair DA, et al. Reprogramming to recover youthful epigenetic information and restore vision. Nature. 2020;588:124-129.(山中因子のうち3因子を用いて、マウスの視神経の再生と視力回復を示した研究。デビッド・シンクレア教授らによる)

Life Biosciences「ER-100」第1相試験に関する発表(2026年6月)(開放隅角緑内障および非動脈炎性前部虚血性視神経症を対象とした、部分的エピジェネティック・リプログラミングの初の臨床試験。AAV2ベクターによる硝子体内投与。主要評価項目は安全性と忍容性、追跡期間は最長5年。2026年1月にFDAの治験許可を取得)

「目の細胞の『若返り』研究、マウスからヒトへ 長寿科学は1兆円市場」朝日新聞 2026年9月3日

「健康寿命延伸の研究で世界トップ10入賞『パセリ由来植物エクソソーム』とは」日経グッデイ 2026年9月4日

エピソード: ガチ・アンチエイジングラジオ〜最新科学で老化を巻き戻す〜

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