CROSSROADS|学び×福祉×政治 · 2026年6月15日 · 10:00
児童相談所は、虐待や深刻な家庭課題から子どもの命と安全を守る、いわば「最後の砦」です。
しかし現場では、通告を受けてからの安全確認、一時保護の判断、保護者への支援、学校・医療機関・区市町村との連携、里親や児童養護施設への調整など、多くの役割を同時に担っています。
職員を増やし、児童相談所の体制を強化することは重要です。一方で、それだけで子どもと家庭を支え切ることはできるのでしょうか。
家庭が限界に達する前に相談できる場所。
保護者が休息できる支援。
生活困窮や孤立、障害、医療的ケアなど、家庭が抱える複合的な課題への支援。
児童相談所への通告が必要になる前の段階で、地域が家庭とつながる仕組みも欠かせません。
今回は、児童相談所が背負う役割と職員の専門性・負担、東京都と区市町村の連携、そして虐待が深刻化する前に家庭を支える「予防的な支援」について考えます。
最後の砦を強くすると同時に、最後の砦だけに頼らない社会をどうつくるのか。
子どもの安全と、子育てに苦しむ保護者への支援。その両方を守るために必要な仕組みを、東京都の取組とともにひもときます。