編集長の仕事部屋 · 2026年5月17日 · 13:58
〈潮2026年6月号紹介#3〉
慶應義塾大学大学院の田中浩一郎さんへのインタビューを紹介。テーマは、アメリカ・イスラエルによるイラン攻撃から約2カ月が経った中東情勢の行方です。
ホルムズ海峡封鎖の危険、停戦合意の不透明さ、そしてトランプ大統領の発言の揺れ。混迷を深める状況のなかで、田中さんは、イラン戦争は簡単には終わらず、もはや以前の世界には戻れない可能性が高いと指摘します。印象的なのは、ホルムズ海峡の封鎖をめぐって「パンドラの箱が開いてしまった」と語る見立てです。
さらに、トランプ政権が中間選挙をどう見ているのか、なぜアメリカ国内で民主主義そのものが揺らぎかねないのかという点にも踏み込みます。そしてもう一つの大きな論点が、日本の役割です。田中さんは、イランと有力な対話のパイプを持つ国は実は日本くらいしかないとし、日本だけの国益ではなく、国際社会の安定のために汗をかくべきだと訴えます。
中東危機を遠い世界の出来事としてではなく、日本の外交、エネルギー、生活に直結する問題として考えさせられる内容です。
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