編集長の仕事部屋 · 2026年10月6日 · 11:32
関係が厳しいときに、なぜ中国を訪問するのか。災害の被災地で、政治家は何をすべきなのか。
月刊『潮』11月号では、衆議院議員・いさ進一さんの「日中関係の未来と『中道』のこれから。」と、参議院議員・秋野公造さんの「徹底した現場主義で公明党は熊本の復興に尽くしていく。」を掲載しています。
いさ進一さんは、超党派の議員団を率いて中国を訪問しました。当初1時間の予定だった会談は2時間に及び、儀礼的な面会ではなく、実務的な意見交換が行われたといいます。
中国訪問に対しては、「中国にこびている」といった批判も寄せられました。しかし、相手が何を考え、どこまでなら合意できるのかは、顔を合わせて話さなければ分かりません。
厳しい関係にあるからこそ、対話の糸口をつくる。その訪問をきっかけとして、その後も政界や経済界による交流が続きました。いささんの行動から、日本外交と「中道」の役割を考えます。
後半では、秋野公造さんが熊本地震の復旧支援について語ります。
被災地へのトイレカー派遣では、国会議員が車両を手配し、地元の議員が下水道や浄化槽への接続を自治体と調整。国と地方の連携によって、現場で実際に使える環境を整えました。
さらに、大きな被害を受けた地域では、生活用水を井戸に頼っている家庭も少なくありません。従来、私有財産である井戸の修繕は公的支援の対象になりにくいという問題がありました。そこで被災地の実情を国に訴え、井戸の復旧に対する財政支援の実現につなげました。
報道が少なくなっても、被災地の復興が終わったわけではありません。対話を続けること、現場の声を政策に反映すること。2人の政治家の取り組みから、政治に求められる役割を考えます。