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身体の教養ラヂオ

身体の教養ラヂオ

「ゆるむ言葉」言葉ならぬ言葉が、私たちをやらかくしてくれる。 #27

身体の教養ラヂオ · 2026年4月10日 · 14:29

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「力を抜いてください」と言われても、なかなか抜けない。でも「だらーっとしてみてください」と言うと、肩がほどけて息が落ち着いてくる人がいます。この差は一体何なのか。

今日はオノマトペの話です。だらー、ふわー、じんわり。子どもの頃に使っていた、言葉にならない言葉たち。

イメージというのは、空想でも妄想でもありません。レモンという言葉で口に唾液が湧くのは、かつて体で経験した酸っぱさが呼び戻されているからです。だらーという音も同じで、お風呂にどぶんと沈んだ瞬間、布団に倒れ込んだ背中、猫が伸びているあの空気。そうした体の記憶に紐づいているから、言葉を聞いた瞬間に、実際に体が緩むんですね。

逆に言うと、日常的に力んで頑張っている人は、だらーの感覚そのものが細くなっています。思い出す元が痩せ細っているから、言われてもピンとこない。リラックスしようとしてうまくいかないのは、頑張りが足りないからでも、知識が足りないからでもありません。想像力を支えている体の方が、その感覚を忘れてしまっているからです。

経済の中で顔の見えない相手とコミュニケーションするうちに、僕らはオノマトペを手放して、論理的な言語化を身につけてきました。便利ではあるけれど、その代償として体は静かになっていく。AIの台頭で、この流れはさらに加速しているかもしれません。

今日は提案です。だらーでもふわーでも、子どもの頃に使っていたような音を、頭の中でもいいのでポロッと口にしてみる。記号の意味合いが強い言葉から少し離れて、体験的な言葉に立ち返ってみる。案外、そこから何か戻ってくるものがあるかもしれません。

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エピソード: 身体の教養ラヂオ

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