本の惑星 · 2026年10月13日 · 1:24:44
▼#90 情報は自由になりたがる/後半の存在/freeとexpensiveの矛盾/スチュアート・ブランドと『ホール・アース・カタログ』/1984年とはどんな年か/クリス・アンダーソン『フリー』/デジタル版を無料で配る/伝播力/閉じ込めても出て行きたがる/生き延びてきた出版/日販Anthropic問題/#86の復習/書協の質問状/読売新聞の見出し/どんな契約があったか/見失いたくない人のために/学習とは何か/参照、学習、記憶、再現/PDFを渡す/モデルは書き換わらない/RAG/参照は学習ではない/私的複製/注意すべきこと/学習はモデルの頭を良くする/それは丸暗記か/次に来る言葉を予測する/トークン/パラメータとはつまみである/予測変換との違い/関係を追わないと当たらない/推理小説の犯人、哲学の反論/課題は単純でも世界が身につく/記憶とは何か/問題の解き方/うっかり記憶する/知識を覚えることは文章を暗唱することではない/再現/複製と再現が問題/事実を自分の言葉で説明する/なぜ紙の本を学習させるのか/Anthropicの裁判資料/本文の質/good writing/Anthropicも選書して編集している/著作権は知識を保護しない/創作性/レシピは保護されるか/独占されたら料理できない/レシピを金庫に入れるケンタッキーフライドチキンとコカ・コーラ/営業秘密という仕組み/配合を当てても罪にならない/営業秘密と出版/パブリッシュとは公にすること/著作権は文化の発展に寄与する/知識の非競合性/パンは食べたらなくなるがパンの作り方は減らない/公共財/トーマス・ジェファソンのろうそくの火/著者の望み/研究のコストを誰が払うのか/#8「本が高い」/本の価格は労力では決まらない/市場原理で値段をつける/安く広く届ける仕組み/グーテンベルクの印刷革命/本の知識を市民のものに/写本の仕事はどうなったか/出版は複製コストを下げる技術で発展した/印刷革命とAI革命は相似形である/出版社とAI企業/与えたものが奪われている/著作権の発達/技術のあとに制度ができる/学習は止まらない/出版社は何に怒っているのか/既存のシステムを維持すべきか/企業の存続と著者の権利/コムドット・やまとさんの有隣堂YouTubeでの提言/若い人の未来をつくる/守ることと変わったあとにすべきこと/写本業者が印刷を禁止していたら/事業者の利益と社会全体の利益/出版社の価値/紙の本の価値は下がらない/出版業界は著者の労力に報いていたか/笑っている場合じゃない/15年前の『本の逆襲』から変わらないこと/本の未来は明るい/AIによってとける魔法/何に時間を割くべきか/脅威だが止められない/目を背けない/三宅香帆「本棚、ついて行ってイイですか」の経緯/「あなたとZINE」と「あなたの読書のベスト環境」/fuzkue下北沢店が閉店/次の入居者募集/また来週
▼参考リンク
The history of “information wants to be free”
https://sb.longnow.org/SB_homepage/Info_free_story.html
日販がアンソロピックに日本の書籍を無断で販売、大量スキャンでAI学習に利用か…出版関係者「許せない」(読売新聞、2026年10月6日)
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20261006-GYT1T00335/
Bartz et al v. Anthropic PBC
https://dockets.justia.com/docket/california/candce/3:2024cv05417/434709
書店はこのままでいいのか真剣に話し合う回(有隣堂しか知らない世界)
【新企画】本棚、ついて行ってイイですか?【内沼晋太郎さん宅】(三宅書店)
▼ご感想
SNSで #本惑 でポストしてもらえると喜びます。おねがいします。
▼おたより投稿(Googleフォーム)
▼クレジット
#90「AIが本を読むとはどういうことか 日販Anthropic問題から捉えなおす本と出版のこれから
Hosted and edited by 内沼晋太郎 @numabooks
ブック・コーディネーター。1980年生まれ。古本の買取販売を行うバリューブックス取締役、新刊書店「本屋B&B」などを運営するNUMABOOKS代表取締役、下北沢「BONUS TRACK」などを運営する散歩社代表取締役、日記を専門に活動する日記屋月日代表取締役。長野と東京の二拠点。二児の父。
Artwork by Koji Mizuno, incorporating a photograph by NASA.