Masaru↽szk(マサルスズク)の つりざんまい ディープダイブ
Masaru↽szk(マサルスズク)の つりざんまい ディープダイブ · 2026年9月3日 · 23:38
見えん。
けど――
“おる”。
白い霧の向こうを、
巨大な龍がころころ転がりよる。 🐉🌫️
この作品は、
愛媛県大洲市の自然現象「肱川あらし」を、
ありの「いまりん」と、
サンちゃんの視点で描いた、
不思議で優しい“気象フォークソング”です。
山あいの盆地に溜まった冷気が、
夜明けとともに川を走り抜ける。
その圧倒的な霧と風を、
普通なら人は「怖い」と感じる。
けれど、
この作品は違います。
“白い龍が遊びよるんよ”
そう笑いながら、
自然の猛威を
“生きもの”として受け止めていく。
それは、
ただのメルヘンじゃない。
人間の力ではどうにもならん自然と、
ケンカせずに一緒に暮らしてきた、
土地の人たちの“知恵”なんよ。 🌾
そしてこの作品が本当にすごいのは、
“見えない世界”を、
音で感じさせるところ。
モアモア。
サラサラ。
ゴオォォ…。
ポト…。
視界が真っ白になるからこそ、
風の音、
水の匂い、
空気の冷たさが、
逆にはっきり聞こえてくる。
その感覚を、
伊予弁のオノマトペと、
AIによる緻密なサウンドデザインで描き切っています。
しかも途中には、
なぜかレトロゲームみたいな
“ピコッ”という電子音まで飛び出す。
自然とデジタル。
昔話とAI。
そのミスマッチが、
逆にこの世界を
“夢の中みたいなリアルさ”へ変えていくんです。
そして何より、
この作品の奥に流れとるのは、
“毎日をちゃんと見てみる”
という静かな姿勢。
霧。
風。
朝の匂い。
足元の草。
そんな見過ごしそうなものの中に、
実は世界の巨大なドラマが潜んどる。
“また明日も霧、見に行く?”
“たまある限りな”
そのやり取りが、
今日をもう一日、生きてみようか――
そんな気持ちを、
そっと灯してくれる一作です。 🌅
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エピソード: Masaru↽szk(マサルスズク)の つりざんまい ディープダイブ