ブレインフレンドリーラジオ · 2026年6月12日 · 21:47
「よかれと思って放った一言が、メンバーとの溝を深めてしまった……」
「リモートワークの部下と、どうも距離感が縮まらない……」
新しい部署に着任したリーダーや、初めて部下を持つマネージャーの皆さん。その悩み、実はあなたのマネジメントスキルの問題ではなく、脳が自動的に発動させている「無意識のバイアス(思い込み)」の仕業かもしれません。
前回の「縦と横(ステータスとフェアネス)」の配信は大変多くの反響をいただきました。続く今回は、ニューロリーダーシップ研究所が提唱する「SEEDSモデル」の中から、特にリーダーが捉われやすい3つの脳の罠(類似・経験・距離のバイアス)を徹底解説します。
日常のクスッと笑える「夫婦の道案内バトル」の例から、コロナ禍以降の「一律出社回帰」の裏に潜む脳の防衛本能まで、今回も脳科学のレンズを使って人間関係を立体的に紐解きます。
後半では、リーダーがこのバイアスを「あ、今発動しているな」と認識(ラベリング)し、チームのパフォーマンス向上へとつなげる具体的な軽減アプローチ(対策法)についてもご紹介。スタッフの可能性を公平に引き出し、より良い関係性を築きたいすべてのリーダーへ届ける「ブレインフレンドリー(脳に優しい)」な処方箋です。
【00:00】オープニング:前回の振り返りと「ニワトリの衝撃」
「ステータス(縦)」と「フェアネス(横)」を知ることで、日常の体験が少し変わる。
【01:50】リーダーの脳がバグる?「無意識のバイアス」とは
まっさらな状態で事実を見られない脳の仕組み。良し悪しではなく、脳の防衛本能として理解する。
【03:30】罠その1:類似バイアス(Similarity Bias)――自分に似ている人を優遇してしまう
「同じ大学」「同じ出身地」「前職が一緒」。脳は共通点がある相手を無意識に「優秀で信頼できる」と評価しがち。
スカーフモデル(SCARF)の「確実性(C)」や「関係性(R)」との深い結びつき。
【06:30】罠その2:経験バイアス(Experience Bias)――「自分のやり方が絶対に正しい」
自分の経験したプロセスの方が正確で優れていると思い込む脳の癖。
【爆笑エピソード】道順をめぐって一歩も譲らない!あるご夫婦のドライブから見る経験バイアスの正体。
【11:45】罠その3:距離バイアス(Proximity Bias)――遠くの部下より近くの部下
リモートワークや多拠点チームのリーダー必聴。脳は物理的に近くにいて「はっきり全体像が見えるもの」を好む。
コロナ明けの「出社回帰」の動きは、脳の距離バイアスによる不安が影響している?
【16:15】実践:バイアスを飼い慣らすリーダーの対策法
まずは「ラベリング(認識)」することから始める。自分を責めずに客観視する技術。
自分の経験を「たった1つのデータ」として捉え直す。あえて共通点がないメンバーの「類似点」を積極的かつ楽しんで探す関わり方。
綿引 いずみ(ニューロサイエンスを日常に活かすナビゲーター)
石原 正雄(LEGO® SERIOUS PLAY® 認定ファシリテーター / STEM教育、計算論的実践)
リーダーとしてだけでなく、一緒に働く仲間やスタッフ同士の間でも、この「類似・経験・距離」のバイアスは日々働いています。
「自分の職場を振り返ると、あの時の衝突は『経験バイアス』だったかも……」
「こんなシチュエーションでの脳の働きが知りたい!」
など、皆さんの感想やエピソード、ご質問をぜひコメント欄でお聞かせください!次回以降の配信で詳しく取り上げさせていただきます。