編集長の仕事部屋 · 2026年9月24日 · 9:06
「終活」と聞くと、身辺整理や相続、葬儀の準備などを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。しかし、本来の終活とは、人生の終わりに備えるだけでなく、残された時間をより豊かに生きるためのものでもあります。月刊『潮』10月号では、特集「人生後半を豊かにする『終活』」を掲載しています。今回の「編集長の仕事部屋」では、そのなかから、順天堂大学名誉教授で「がん哲学外来」を創設した樋野興夫さんの論考「『クオリティ・オブ・デス』から人生を考える。」を中心に紹介します。「がん哲学外来」は、診察や検査ではなく、患者や家族の悩みに耳を傾け、対話を重ねる取り組みです。人生最後の時間を感謝と笑顔で満たし、最後まで自分らしく生き抜く。その姿勢こそが「クオリティ・オブ・デス」を高めるのだと樋野さんは語ります。このほか、和田秀樹さんによる「幸齢期」の生き方、上東丙唆祥さんが考える生前整理、黒澤史津乃さんが提案する「ライフリレー」など、終活を前向きに捉える特集の読みどころを、月刊『潮』編集長の末松が紹介します。