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珈琲 , Jazz & 巡礼と…

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KiwiSDRからPSKレポーターへ垂れ流した受信ログをChatGPTで解析してみた

珈琲 , Jazz & 巡礼と… · 2026年10月12日 · 18:57

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24時間の受信データが明かす電波の奇跡:KiwiSDRログ解析から見えた世界のリアルタイム伝搬

2026年10月11日から12日にかけた約23時間(日本時間 10月11日 14:26〜10月12日 13:40)、JH4SBD局が設置した「KiwiSDR」が捉えたFT8の受信データには、電波伝搬のドラマが凝縮されていました。記録されたデータは総計1,887件。重複を除いて1,403局、実に65の国・地域におよぶシグナルがログへと刻み込まれています。

全受信レポートのうち、約半数にあたる47.8%(902件)は日本国内の局によるものでした。身近な空を行き交う電波の活発なやり取りが、まずはベースラインとしてしっかりと記録されています。

しかしその一方で、見上げる空の先、地球の真裏近くから届いた微弱な電波も確実に捕捉されていました。普段何気なく眺めている周波数帯の中で、どのような未知のシグナルが行き交っているのか。受信データが映し出すリアルタイムの地球規模の伝搬像をひも解いていきましょう。

今回の受信ログを詳細に分析した中で、珍局としての価値および交信(QSO)の可能性において最も高い評価となったのが、ソロモン諸島からの特別コールサイン「H49A」です。

H49Aは、公式案内によると2026年10月9日から21日の期間中、HF帯および6m帯でCW、SSB、FT8を運用しているDXペディションです。ログの受信日時はまさにこの運用期間に合致しています。受信ログには、以下の通り複数帯域にわたって計3回のデコードが記録されていました。

約5,615 km離れたソロモン諸島からのシグナルを、時間を変えて別帯域でも安定して捉えており、最高SNRは−4 dBという極めて良好な強度を記録しています。

「単発の弱いデコードではなく、同一日に複数帯域で捉えたSNR −4 dBのシグナル。これこそが今回のログにおける最有力交信候補です。」

珍局度とは別の視点として、距離的なインパクトで突出していたのが南米大陸からの受信記録です。地球の外周は約4万kmであるため、その半周にあたる約2万kmは電波伝搬における理論上の最大到達距離(対跖点パス)を意味します。本ログでは、まさに地球のほぼ真裏にあたる地域からのシグナルが複数捉えられていました。

ログ中の最遠記録となったのは、ブラジルの PY3GS で、その距離は約19,306 km(SNR −13 dB)。まさに地球半周を上回る超遠距離です。さらに、ウルグアイの CX2SA は約18,924 kmという途方もない距離でありながら、SNR −10 dB(14.076488 MHz、10月11日 20:31 JST)という非常に良好な信号強度で届いていました。

このほかにも、アルゼンチンの LU1QAH(約18,216 km、SNR −9 dB)や、チリの CE3SOC(約17,832 km、SNR −11 dB)など、南米各局のシグナルがしっかりと記録されています。ノイズの底に埋もれてしまうような超遠距離の電波であっても見事に復元する、デジタルモード「FT8」のすぐれた伝搬・復元能力が数字として如実に現れています。

ログを時間軸で観察すると、特定の時間帯に特定の地域への「コンディションの窓」が開く現象が見えてきます。

例えば、10月12日 01:30 JST(16:30 UTC)ごろには、20m帯(14 MHz帯)においてイングランドの M7GJO(距離 約9,363 km、SNR −13 dB)と、北アイルランドの MI7XHT(距離 約9,420 km、SNR −11 dB)が同時にデコードされています。

日本時間の深夜1時半は、西欧における夕方(16:30 UTC)のサンセット(日没)時間帯に相当します。この日没ラインに沿って電離層の状態が変化するタイミングこそ、20m帯が欧州方面に向けて大きく開口する物理的背景です。

また、アマチュア無線のDXCCルールにおいて、イングランド、北アイルランド、そしてスコットランド(本ログでも GM6NX:約9,177 km、SNR −19 dB を記録)は、同じ政治的国枠を超えてそれぞれ独立した別エンティティ(地域)として扱われます。したがって、この時間帯に欧州が開口したことは、アワードハンターにとって複数の別エンティティを同時に狙える「千載一遇のチャンス」であったことを意味します。

さらに、ログ中では各1回のみの受信記録であるものの、コンディションの開口を示した注目すべき地域もあります。

このほか、カナリア諸島(EA8UP:−18 dB)、ドデカネス諸島(SV5BYP:−15 dB)、マカオ(XX9BB:−16 dB)、グアム(KG6JDX:−15 dB)、ニュージーランド(ZL3RIK:−14 dB)なども記録されています。開口するほんのわずかなチャンス(電波の窓)を捉える面白さがここにあります。

受信した全1,887件のデータを帯域別および信号強度(SNR)別に整理すると、この24時間の電波状態がより明確になります。

全受信データの約4割(41.7%)を20m帯が占めており、次いで30m帯、15m帯、17m帯が続いています。周波数範囲としては約1.841〜50.316 MHzまで幅広く捕捉されていました。

アナログモード(SSBやCW)において、人間の耳で識別できる信号強度の限界は一般的に0 dB〜−10 dB程度とされています。平均SNR −11.6 dB、そして全体の7割以上を占める−10〜−19 dBという領域は、まさに人の耳にはノイズにしか聞こえない微弱な世界です。FT8というデジタルモードの驚異的な解読能力があったからこそ、19,000 kmを超えて届いた小電力のシグナルをこれほどまでに鮮明に記録できたのです。

ここで、このデータを読み解く上で理解しておかなければならない重要な注意点があります。

今回解析したデータは、すべて SWL=1(受信報告)かつ QSO_COMPLETE=NIL として記録されています。つまり、これはJH4SBD局が「相手の電波を受信した」というSWL(Short Wave Listening)の記録であり、お互いに電波を送り合って交信が成立した記録(QSO)ではありません。

受信側(JH4SBD)の送信電波が相手局まで届いているか、あるいは受信地点から送信できる設備が存在するかどうかは別問題です。PSK Reporterは、受信局が捉えた送信局の情報を集約し、送信側が自局の電波の飛び具合を確認するための仕組みです。

しかし、この「受信ログ」は決して単なる受動的な記録にとどまりません。どの時間帯に、どの周波数帯で、地球のどの地域からの電波が自局に届いているかというタイムラインを可視化することで、「どのタイミングでビームアンテナをどの方向へ向け、どのバンドでコールすべきか」という日々の運用スケジュールを最適化するための**「最高の戦略マップ」**として機能するのです。

わずか1日(約23時間)のKiwiSDR受信ログから、ソロモン諸島ペディションの強力なシグナル、地球の裏側・南米からの19,000 kmを超える伝搬、そして欧州や中アジアへ瞬間的に開くコンディションのドラマが浮かび上がってきました。

目に見えない電波ですが、データを解析することで、地球規模で変化し続けるコンディションのリアルな姿を観察することができます。

あなたのアンテナは今、世界のどこからのシグナルを捉えていますか?

最有力ターゲット!ソロモン諸島DXペディション「H49A」との遭遇地球の裏側へ!地球半周(19,306 km)を超える南米からの超遠距離シグナル同時刻に開いた欧州・中アジアへの「電波の窓」数字で見るコンディション:20m帯の圧倒的シェアとSNRの分布周波数帯別の受信件数割合信号強度(SNR)の傾向重要なポイント:受信レポート(SWL)と交信成立(QSO)の違い結論&読者への問いかけ

エピソード: 珈琲 , Jazz & 巡礼と…

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