5分 de ヒストリー ~歴史・世界史・日本史・学び直し/クロノ
5分 de ヒストリー ~歴史・世界史・日本史・学び直し/クロノ · 2026年4月16日 · 4:56
教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第199回目は「絶対王政その2」【オリジナル基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。
◇オリジナル基本文
絶対王政の強大な国家権力を支えていたのは、莫大な財源を確保するための「重商主義」という経済政策だった。
国家の富は貴金属の量で決まると考えた各国は、初期には金銀を直接獲得する政策(重金主義)をとったが、やがて輸出を伸ばして輸入を抑えることで貨幣を蓄積する「貿易差額主義」へと移行する。このため、政府は高い関税で自国産業を保護し、生産性の向上を強く推し進めた。
この過程で、商人が農民に道具を貸して製品を作らせる「問屋制家内工業」から、労働者を一箇所に集めて分業を行う「工場制手工業(マニュファクチュア)」へと生産体制が進化する。このように、絶対王政とは国家が経済活動に深く介入し、後の産業革命へとつながる近代的な生産基盤を整えた時代でもあった。
エピソード: 5分 de ヒストリー ~歴史・世界史・日本史・学び直し/クロノ