SAP EarlyWatch Alert(EWA)を単なる週次レポートにとどめず、システム障害や性能低下を 未然に防ぐ予防保守サイクルとして日々の運用に組み込むベストプラクティスを解説します。
Enterprise Support で追加費用なく利用できる EWA を効果的に活かすには、毎日ダッシュボードを 眺めるのではなく、「オンデマンド・週次・月次・四半期」の推奨スケジュールに従って運用負荷に メリハリをつけることが肝要です。最高警戒レベルの「Decisive Red」や2週間データ未送信などの クリティカルな事象はメール通知で即時検知し、平常時は月次・四半期の定期点検に絞り込みます。
月次点検では SAP for Me の Solution Finder でテーマ別に課題を棚卸しし、四半期点検では EWA Dashboard の長期履歴データから HANA の CPU・メモリ・Top Tables の成長傾向を把握して 将来のメモリ枯渇を予測。さらにアップグレード前後のパッチ選定(Hotnews や rtcctool)や Event Statistics App による性能劣化調査など、障害予防を自動化する実践的アプローチを網羅。
明日からすぐ試せるアクションとして、SAP for Me の One Click Subscription による 緊急アラートメールの通知設定や、閲覧権限の確認(SAP Note 2905076)を紹介します。