名古屋ではたらく社長のITニュースポッドキャスト · 2026年9月30日 · 3:18
タイトル
Perplexity、「Perplexity Computer」に自律的な業務遂行機能「Automations」を追加──文脈を引き継ぐ常時稼働のAIアシスタント
このエピソードで登場するキーワードを説明します。
Perplexity Computer: ユーザーに代わってリサーチ、ファイルの作成、外部ツールとの連携など、複雑なマルチステップのタスクを自律的に実行する汎用AIエージェント。
Automations: Perplexity Computerに新たに追加された継続的業務の自動化機能。スケジュールや外部ツールのイベントを条件として、タスクをバックグラウンドで自動実行する。
トリガー(Trigger): 自動化処理を開始するための条件設定。「毎週月曜日の朝8時」といったスケジュール指定から、「特定の顧客からGmailを受信した時」といったイベント指定まで柔軟に設定できる。
それでは解説に入ります。
米Perplexityは2026年9月29日、自社のAIアシスタント「Perplexity Computer」において、継続的な業務を自動化する新機能「Automations」の提供を開始したと発表しました。これまで同社が提供してきた「Scheduled Tasks(スケジュールタスク)」をさらに進化させたこの機能により、単なる定期実行だけでなく、SlackやGmail、Linear、GitHubなどと連携した特定のイベントをきっかけにして、複雑なタスクを自律的に進行させることが可能になります。
このAutomationsの最大の特徴は、毎回ゼロからタスクを開始するのではなく「過去の実行履歴や文脈を記憶し、引き継ぐ」点にあります。たとえば、毎週の競合価格レポートを作成させる場合、単に最新のデータをまとめるだけでなく、前週の調査結果と比較して「何が変化したか」を自動的に抽出して報告します。また、カスタマーサポートにおいて顧客への返信文を作成する際も、過去のメールのやり取りを完全に踏まえた上で、文脈に沿った的確なドラフトを作成することが可能です。
さらに、業務の進行を監視して漏れを防ぐフォローアップ機能も強力です。「水曜日の朝までに火曜日のデプロイが完了していなければ通知する」「4日間返信がない重要顧客のアカウントにフラグを立てる」といったタスクを設定できます。重要なアクション(Slackへの投稿など)を実行する前には「人間のレビュー(承認)を求める」よう指定できるほか、トリガーを監視している待機状態ではクレジットが消費されず、実際にタスクを実行した時のみ課金されるという、実用性とコストに配慮した仕組みも採用されています。
現在、AIエージェント市場は単発のチャット対応から、文脈を維持しながらバックグラウンドで働き続ける「常時稼働型のAI」へのシフトが鮮明になっています。今回のPerplexityによる機能拡張は、ユーザーが日々の煩雑なルーティンワークや進捗管理をAIに「委託」し、チームがより付加価値の高い業務に専念できる環境作りを大きく前進させるものとなるでしょう。
今回のエピソードは以上で終了です。また次回お会いしましょう。
エピソード: 名古屋ではたらく社長のITニュースポッドキャスト