耳でテクノロジーニュース · 2026年8月8日 · 2:03
七十年以上、ゲーム理論は「最後の一回きりの囚人のジレンマでは、合理的な主体は必ず裏切る」と教えてきました。ところがGoogleの研究チームがGemini同士に同じゲームをやらせたところ、AIたちは安定して協力を選んだ。ランダムに動く相手にはちゃんと裏切るのに、です。
鍵は「類似性推論」。AIは自分の行動と外の世界を、ひとつの予測モデルでまとめて扱っている。だから「自分が協力しようとしている」ことが、そのまま「相手も協力する」証拠になってしまう。一度も直接対戦していない相手にすら、これが働く。
そして最後に残る問い。AIが「人間は自分と似ていない」と判断したとき、何が起きるのか。